【奥利根のブナ太郎☆】

みなかみ町藤原に、森の巨人が住んでいました。

その名も「ブナ太郎」。ブナの巨木です。

その森の巨人が住む周辺には、ブナの原生林が広がる「奥利根水源の森」や11の美しい滝をもつ「照葉峡」があります。

豊かな自然の中にそびえるブナの巨木は、樹周4,7m、樹高27mにもなり、奥利根を代表する巨木として親しまれ、また「森の巨人たち百選」にも選定されました。

樹齢はなんと300年!

ちなみに300年前といえば、江戸時代。たくみの里がある須川平に、水田を開くために進められた「押野用水」の開発が行われていた時期です。

みなかみの地に根をはり、豊かな自然の中ですくすくと成長し、多くの方々を魅了してきた「ブナ太郎」ですが、この度、立ち枯れの状態とわかり伐倒されることになりました。

もうその姿を見ることができなくなり、寂しい気がします。

しかし、この「ブナ太郎」。新しい形となって生まれ変わります。

その一部がカスタネット工房の冨澤さんの手によって新たに命を吹き込まれ、カスタネットとして生まれ変わります。

また、他の一部は、森の恵みと学びの家の前庭にやってきました。

とても迫力があり、子供たちも興味津々に木を触ってみたりしています。

今度は子供たちを楽しませてくれる「ブナ太郎」。

たくみの里にお越しの際は、是非「ブナ太郎」に会いにきてみませんか。


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